どこか懐かしい雰囲気を感じる伊豆箱根鉄道大雄山線に揺られ「井細田駅」で下車。少し歩くと、国道255号沿いにひと際目立つ白と黒の格子模様の外壁に行灯風の灯りが灯る、趣のある佇まいのお店が見えてきます。観光地の賑わいから少し離れたこの場所で、30年以上にわたり地元の方々に親しまれてきたうどん屋さん『黒うどんの山長』です。

代々受け継がれてきた製法で、おいしいうどんを提供します
取材で訪れた日は、まだ冬の寒さ厳しく、思わず肩をすくめてしまうような日。入口の扉を開けると、うどん屋さん特有の湯気と熱気に包まれ、冷えた体をほっと温めてくれました。やわらかな笑顔で迎えてくれる大将夫妻と元気な娘さん。温かみのある落ち着いた雰囲気の店内は、心まで温かくしてくれます♪

もともと生家は精麦業を営んでおり、大将はそちらの5代目。約100年前から自家用としてうどんを作っていたといいます。そのうどんがおいしくて、商売好きの大将が新宿で小さなうどん屋さんを始めたことが、このお店のはじまりだそうです。 時代の流れと共に形を変えながら、約30年前に小田原で『黒うどんの山長本店』をオープンしました。
併設された工場で、当時のままの製法による自家製麵とスープを毎日製造しています。本店で作られたその味は、姉妹店(原宿・仙石原)へも届けられており、本店と同じ味を楽しむことができますよ。

笑顔がとっても素敵な大将♪
名物「黒うどん」の特徴とこだわり
『黒うどんの山長』の名物は、その名の通り「黒うどん」。私たちがイメージする白いうどんとはひと味違う見た目が特徴で、ほんのり茶色がかった色合いは、まるでお蕎麦のよう。その見た目に思わず驚いてしまいました。ひと口食べると“これがうどん⁉”と思うほど力強いコシと、つるりとしたのどごしの良さにまた驚き!時間が経っても、煮込んでも、力強い食感が変わりにくいのも大きな特徴です。使用しているのは、精製しすぎていない小麦。噛むほどに広がる小麦の香りこそが、このうどんのおいしさそのものです。その色合いも味わいも、約100年前から変わらぬ製法によって生まれたもの。山長でしか味わえない、価値ある味わいです。
今回は黒うどんを存分に堪能できる、山長おすすめの3品をいただきました。

きしめん風ざるうどん
しっかりとしたコシとのどごしを楽しみたい方にぴったり!麺の太さはお好みで、細麺・太麺・平切麺から選べるのも嬉しいポイントです。(※特にご指定がない場合は、細麺でのご提供になります)お出汁の効いたつゆはあえて甘みを抑えてあるそうで、黒うどんならではの小麦の香りや、ほんのりとした甘みを引き立てていました。

煮込みうどん(八丁味噌味)ミックストッピング
イメージしていた八丁味噌とは違い、えぐみのないまろやかな味わいです。名古屋のお味噌屋さんで、山長オリジナルの八丁味噌を作ってもらっているそう。具材はそれぞれ丁寧に下ごしらえされていて、特に甘く炊かれた椎茸はジューシーで思わず笑みがこぼれるおいしさ♪ 味噌煮込みでありながらスープはさらりとしていて、後味もすっきりとしています。

煮込みうどん(関西風醤油味) あさりバター、玉子、わかめ
関西風というだけあって、透き通った黄金色のスープが食欲をそそります。出汁の香りをしっかりと感じられる軽やかな味わいで、あさりの旨みとの相性も抜群です!バターがさらにコクとまろやかさを加えてくれて、スープを全部飲み干すほどのおいしさでした。
見た目に驚いて、食べてまた驚く
そんな黒うどんのおいしさの秘密は、長く変わらない製法と丁寧な手仕事にありました。
煮込みうどんは、時間が経っても粘りが出ないように一度下茹でしているそうで、細やかなこだわりを感じました。そして、来店したお客様全員にデザートを提供するのが大将のやさしいポリシー。
お客様を想うこだわりと、細やかな心遣いがとても温かい『黒うどんの山長』。
ぜひ一度、足を運んでみてはいかがですか♪
| 〒250-0001 神奈川県小田原市扇町3-1-17 |
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| 伊豆箱根鉄道大雄山線「井細田駅」下車、徒歩3分 | |
| 0465-32-7954 | |
| 11:30~14:30、17:30~20:00 | |
| 火・水曜定休 | |
| あり(店舗横 3台、裏 5台) | |
| http://www.yamacho-kuroudon.com/ | |
| テーブル席(6人掛け)、カウンター11席 ※店内では黒うどんの山長オリジナルの八丁味噌をご購入いただけます |
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