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〈 川崎 〉

飲めるのは川崎だけ!オンリーワンのクラフトビール『CRAFT BEER T.T BREWERY』

川崎で生まれ、川崎で醸造し、川崎でしか味わえないクラフトビールがあることをご存じでしょうか?
そんなオンリーワンのビールを造るのは『CRAFT BEER T.T BREWERY(T.T ブルワリー)』。川崎チネチッタ通り店や川崎競馬場をはじめ、川崎市内に5店舗展開しています。今回は、ビールだけではなく、お食事メニューも充実している川崎チネチッタ通り店に伺いました!

多種多様なクラフトビール

T.T BREWERYのオーナー 寺田社長は、元々川崎市内で飲食店を営んでいました。今から8年ほど前、他店との差別化を図るためにオリジナルのアルコール飲料を模索。その中でクラフトビールに行きついたそうです。川崎市第1号のビール醸造所である『BREWPUB MOON LIGHT(ブルーパブ ムーンライト)』の山中氏のもとで約一年にわたり勉強し、酒税免許を取得。機械を導入してビールづくりを始めました。

こちらは工場の中。一般的に言う醸造所ですね。ビールの醸造の工程は、煮沸(材料を煮出したりポップの苦みを出す)・発酵(麦汁+酵母でアルコールを生成する)・熟成(ビールとなった麦汁をゆっくり休ませて完成に向かう)の3工程。出来上がりまでに1か月~3か月ほどかかるそうです。

こちらで作ったビールは他店舗へ卸していないので、T.T BREWERY系列店でのみ味わうことができます。“クラフトビール”と言っても、原料の配合の違いや醸造の方法によってその味わいの種類は多種多様。こんなに種類があるの⁉と驚きました。また副原料を工夫し、春には「桜」、秋には「パンプキン」、冬には「コーヒー」といった季節のビールも造っていらっしゃいます。変わったところでは「山芋」や「お茶」、「黄辛子」のビールもあるそう!どのような味わいなのか…気になりますね。

オリジナルのクラフトビール製造も

元々飲食店をやっていたノウハウを生かし、最近では依頼を受けてそのお店のオリジナルクラフトビールの製造も行っています。オリジナルビールは樽一本単位から1ロット(180L/樽10本)のフルオーダーまで幅広く対応。川崎から始まり、今では都内のお店や各自治体からも発注があるそうです。夢は、川崎の様々な飲食店でオリジナルのビールを出すこと。“クラフトビールが川崎の新たな名産になれば”と、寺田社長の夢は大きく広がります。


T.T BREWERY 寺田社長

T.T BREWERY 川崎チネチッタ通り店

JR川崎駅・京急川崎駅から5分ほど歩いたチネチッタ通りのビル1階にある『T.T BREWERY 川崎チネチッタ通り店』。お店の入口には目を引く大きな樽、窓ガラスにはペイントが施され、楽しい雰囲気と白を基調とした店内の明るさがよくわかります。(12月に伺ったので、窓にはクリスマスのペイント♪)

こじんまりとした店内は、淡い色のインテリアで揃えられているので開放感があり晴れやかな気分に。その中でひと際目を引くブラックボードには、季節のおすすめやクラフトビールのメニューが描かれていました。席に着くと、お手拭きには一つ一つメッセージが書かれ、スタッフの方やお店の温かさを感じます。

川崎チネチッタ通り店では、川崎区の自社工場からクラフトビールを直送しており、常時7種の出来立て新鮮なビールが楽しめます。お伺いした時(12月)は、「アンバーラガー」「ハニーバタービール」「コーヒービアー」「TTブラック」「シトラウェーブ」「トリプルホップIPA」「リッチモルト」の7種でした。カウンター先のブラックボードには、それぞれの特徴が“苦・キレ・酸・甘・コク・香”の6項目のチャートで記されているので、非常にわかりやすく選びやすい。思わず全種類チャレンジをして、違いを感じたくなります。


※ビールの種類は季節等によって異なります

お伺いした日は、100ml×4種の飲み比べ(7種からお好きなビールが選べます)をオーダー。T.T BREWERY 寺田社長のおすすめ(左から「アンガーラガー」「ハニーバター(単品だとHOTかICEを選べます)」「TTブラック」「リッチモルト」)をいただきました。

それぞれ飲んでみると…まさにチャート通りの特徴が味わえました‼ 飲み比べをすると、それぞれの特徴がよくわかります。ぜひ皆さんの推しビールも探してみてくださいね。その他に気になっていた「トリプルホップIPA」と冬季限定の「コーヒービアー」にもチャレンジ。「コーヒービアー」には、このビール用に特別に頼んでいる浅煎りのコーヒー豆を使用とのこと。ほのかなコーヒーの香りで、より豊かな味わいでした。
自分好みのビールと出会うために、クラフトビール全種類が好きなだけ飲める「飲み放題プラン」もありますよ♪ (もちろん、ビール以外にも酎ハイやハイボール、ソフトドリンクも充実!)

続いて、豊富な食事メニューもご紹介。ライトなおつまみからサラダにシーフード、旬のおすすめにピザ、そしてお肉料理、ビールにぴったりな様々な食事が楽しめます。

「スーヴィードポーク(200g)」(写真手前)
お店名物のお肉料理!“スーヴィード”とは、フランス語で真空調理のこと。6時間かけて低温真空調理されたお肉は、ナイフでスッと切れる柔らかさ。中に閉じ込められた肉汁が切った断面からジワっと溢れ、しっとりとジューシーな肉質です。シンプルに塩胡椒で肉の旨みを味わいつつ、8種の香辛料が用意されているので色々とお試しくださいね。(私の推しはホースラディッシュ!)200g(1人前)~2,000g(7~12人前)まで大きさを選べるので、一人でがっつり食べるもよし、仲間とシェアするのもいいですね。+550円でライス・スープ・サラダもセットにできます◎

「サーモンのカルパッチョ」(写真左奥)
食べ応え十分な身の厚さのサーモンの登場でびっくり!肉厚サーモンの旨味にガツンとソースが絡み、これはもうガッツリおつまみ。私は、苦みと香りが豊かな「トリプルホップIPA」に合せていただきました。キレのあるリッチモルトビールにも合いそうですね。

「地海苔のサラダ」(写真右奥)
パリッとした地海苔がどっさり乗ったサラダは、海苔の香りが最高。海苔の風味にさっぱりしたドレッシングが特に合い、フレッシュな野菜と地海苔の食感が楽しめます。

ランチタイム(11:30~15:30)には、30種類以上のスパイスを使った「ビール屋さんのスープカレー」がランチ限定メニューとして登場!骨付きチキンやシーフードといったベースと辛さが好みで選べるので、何度行っても楽しめそう。次回はランチにお伺いしたいと思います!

“もっと地元の方にクラフトビールを知ってもらいたい”と、キッチンカーで各種イベントにも出店されています!川崎周辺のイベントにはだいたい参加されているそうなので、お店以外でも出会えるかも!
川崎で生まれ、川崎で醸造し、川崎でしか味わえないオンリーワンのクラフトビール。ぜひ一度ご賞味ください!

〒210-0023
神奈川県川崎市川崎区小川町2-1 須美ビル1F
JR「川崎駅」より徒歩約5分
044-201-4282
月〜木/11:30〜23:00(L.O.22:00)
金・土/11:30〜26:00(L.O.25:00 ※フードのみ L.O.22:00)
日・祝/11:30〜23:00(L.O.22:00)
※金〜土 22:00以降はBar time
※祝前日は26:00まで営業(L.O.25:00 ※フードのみ L.O.22:00)
年中無休
なし
https://ttbrewery.jp/
https://www.instagram.com/ttbrewery.cinecitta/

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