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〈 県西 〉

「四段仕込み」の伝統が生み出す蔵特有の農醇な味わい『石井醸造』

関東三大梅園のひとつ小田原の曽我梅林近く、閑静な住宅街の一角に赤い屋根と水色の壁が目をひく瀟洒な洋風の建物があります。そこが『石井醸造』です。

仕込みは伝統的なこだわりの「もち四段仕込」。
日本酒は通常、水、麹、米を3回に分けて仕込む「三段仕込み」で造られます。石井醸造では、その後さらにひと手間かけ、蒸したもち米を加える「もち四段仕込」で醸されています。手間と時間と費用もかさむため、全国でも珍しい仕込み方となっています。

もち米を加えることで、コク深く甘味のあるお酒になるそうです。また、お酒を搾る「槽(ふね)」と呼ばれる機械は、タイル張りになっていてとても珍しいものなんですよ!

代表銘柄は「曽我の誉」
曽我兄弟ゆかりの地にちなんで命名され、地元の方々に永年親しまれています。

純米酒ももちろん美味しいのですが、昔からのファンの方は、”本醸造酒を熱燗で”が定番だそうです!醸造アルコールを加えることで、コクが深くスッキリした味わいになるんだとか。そんな「曽我の誉」と合わせて欲しいのは、しっかりとした味付けの料理。


とりわけ酒盗(かつおの胃や腸を取り出して塩漬けにし、1年ほど熟成させたもの。いわゆる塩辛)との相性がバツグンです!小田原にある「しいの食品」のかつおの酒盗には、曽我の誉を使ったものがあり、これを肴に飲む「曽我の誉」は格別。酒盗と曽我の誉の無限ループに突入してしまいそうです!

石井醸造での醸造量のおよそ3割を占めるお酒は、梅酒!曽我梅林産の青梅の品種「白加賀」を使用し、伝承製法「もち四段仕込み」の日本酒でじっくり仕込んだこだわりの梅酒です。日本酒で漬けた梅酒はスッキリと甘さ控えめで、食事と合わせても美味しい!そんなこともあってか、若い男性のファンも多いそうですよ。定番のストレートやロック、ハイボールのほか、意外なところではお燗も◎

珍しい「もち四段仕込」の農醇なお酒をぜひとも味わってみてくださいね!

〒258−0016
神奈川県足柄上郡大井町上大井954
JR「上大井駅」より徒歩約5分
0465−82−3241
8:00~17:00
日曜・祝日定休、年末年始
あり
https://ishiijozo.com/

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