※店舗は火災により現在休業中となっております。(こちらの記事は2026年1月のもの。再開時期は未定です)新工場の方は稼働再開の目処が立ったため、2026.7/3~7/5の『平塚七夕まつり』の会場(紅谷町まちかど広場)でさつまあげを販売する予定!
現在も完全復興に向けて、前向きに取り組んでいらっしゃいます。店舗の再開予定や製品の販売など、今後の進捗はInstagramにアップされるそうなので是非チェックしてみてくださいね!
公式Instagram▶https://www.instagram.com/nakaakikamaboko/
創業は1923年、大正12年。関東大震災の直後に始まり、2026年で103年目を迎えます。現在のご主人で4代目。長い歴史の中で変わらないものと、時代に合わせて変えてきたもの、その両方を大切にしながら続けてきたお店です。

2026年1月撮影
名前とともに受け継がれる、家族のストーリー
初代は中村秋蔵さん。平塚の港近くで生まれ育ち、かつて海側にあった大きな病院で料理長を務めていました。人に料理を振る舞うことが好きで、魚を扱うことも得意だったことから、さまざまなご縁を経て蒲鉾屋を始めたのがこのお店のはじまりです。創業当初は別の場所に店舗を構えていましたが、戦時中の空襲によって移転。昭和28年頃に現在の場所へと落ち着きました。震災や戦争という時代の大きな出来事を乗り越えながらも、お店の灯を絶やさず続けてきた背景には、初代の強い想いがあったと言います。
中秋蒲鉾店には、代々長男の名前に“あき”の音がつくという素敵な繋がりがあります。漢字は違っても音で受け継がれていくその風習に、家族の歴史と想いが感じられました。
「変えない味」を守るための、見えない努力
中秋蒲鉾店の味は、創業当初からほとんど変わっていません。4代目のご主人も、子どもの頃から慣れ親しんだその味を守り続けています。しかし、原料である魚は自然のものであるため、その時々で状態は異なります。昔から変わらずメインの魚として使用している“クロカワカジキマグロ”は、以前築地の魚屋さんから仕入れていましたが、豊洲への移転とともに閉店してしまい、現在は三浦市の三崎の魚屋さんから仕入れています。環境が変化してもその中で同じ味を再現するために、日々細かな調整を重ねているそうです。
使用する魚は4~5種類。主に“クロカワカジキマグロ”を使いながら、すり身の状態も工夫。すり身は「硬いもの」と「氷水でのばした柔らかいもの」の2種類を使い分け、商品ごとに最適な食感を生み出しています。 製造工程のほとんどを手作業で行い、機械を使うのは魚を細かくしミンチ状にする工程とすり身を作る工程のみ。それ以外は昔から変わらず手作業で行っています。技術は感覚が重要で、習得には10年かかったそうですよ。

伝統を守りながら、新しいことにも挑戦
仕込みは毎朝2時から3時頃に始まり、1日に約60㎏のすり身を使って多くの商品を作り上げています。 揚げ物も丁寧に温度管理を行っており、薄いものは180~190℃でさっと揚げ、厚みのあるものは170℃ほどでじっくり火を通します。こうした細やかな工程が、食感や美味しさにつながっています。時には、お客様からの「こんな商品を作ってほしい」という声に柔軟に応えることもあるそう。手づくりだからこそできるお店の強みですね。
4代目のご主人は、学生時代にラグビーに打ち込み京都の大学へ進学。その後、食品関係の仕事で経験を積み、約5年後にお店へと戻ってきました。そこで感じたのが「店頭販売だけでは難しい」という現実だったと言います。スーパーへの卸や催事出店を始めるなど、新しい取り組みにも挑戦し、その結果お店全体の売り上げも伸びていきました。
店頭には昔からの常連のお客様が今も変わらず訪れています。新しいことに挑戦しながらも自分たちの原点や身近なことを大切にしている姿勢が、長年愛され続けている所以だと感じました。

美味しさを守り続ける店主親子
技術の高さと美味しさに感動!
今回、特別に実際にウィンナー巻を作る工程も見せていただきました!
作り方はとてもシンプルに見えて、実は職人技の連続。まず、付け包丁を使ってすり身を軽く練りながら、厚みが均一になるように丁寧に広げていきます。そこにウィンナーを置き、同じく付け包丁を使ってくるっと巻いていきます。この一連の作業を、すべて同じ大きさ・形に仕上げていくのが職人の腕の見せどころです。

その後は油にいれて、一気に揚げたあと、油をきる機械で余分な油を落とし、冷ましてから梱包されていきます。

そして今回は特別に、油を切ったばかりの“揚げたて”をいただきました!ひと口食べると、まず表面のカリッとした食感。そのあとに、ふわっとした蒲鉾のやさしい口当たりが広がり、さらに中のウィンナーのパキッとした食感がアクセントになります。噛んだ瞬間にじゅわっとあふれる肉汁と、すり身の旨みが合わさって、思わず笑顔になる美味しさでした。

本当にどれを食べても絶品でした!
数ある商品の中から、おすすめをいくつかいただきました♪ ベースは同じなのにそれぞれの具材に合わせて食感や味わいに変化があり、かまぼこの美味しさを再発見しました!

たこぼうず(奥右から2つ目):小さなタコがたっぷりと入っていいて、生姜の風味がほんのり香るさっぱりした味わいです。
カレー串(奥右側):甘みのあるカレー風味で、スナック感覚でついつい手が伸びちゃう美味しさで何個でも食べられちゃいます。
お好み揚げ(奥左から2つ目):親しみのある味わいで、紅ショウガの食感と風味がとても良いアクセントでした。
シューマイ巻(手前中央):シューマイが丸ごと入った変わり種!シューマイと揚げかまぼこが互いの味を引き立てあうひと品です。

玉子巻(右側):卵がそのまま一つまるまる巻かれているボリューム満点の一品。カリっと揚げられていて、最後まで美味しい!
チーズ巻(左側):これは間違いないですよね!チーズの塩味と揚げられたすり身の相性が抜群で何本でも食べたくなっちゃいます。
海老巻(右から2つ目):海老がどーんと一本が巻かれていて、エビフライのような見た目!味が美味しいことはもちろん、海老とかまぼこの食感も楽しい一品。
もやし揚(左から2つ目):かまぼこの歯ごたえの中にもやしのシャキッとした食感が良いアクセントでした。
受け継がれてきた伝統を守りながらも、挑戦を続ける『中秋蒲鉾店』。手作りの職人技から生み出されるかまぼこの美味しさは、他では味わえません!ぜひ一度ご賞味くださいね◎
| 〒254-0043 神奈川県平塚市紅谷町2-10 |
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| JR「平塚駅」北口より徒歩3分 | |
| 0463-21-0122 | |
| 9:00~17:00 | |
| 日・水曜定休 | |
| あり | |
| https://nakaaki.net/ |
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