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〈 横浜 〉

-40度の冷凍庫を体験!『横浜市中央卸売市場 市場探検隊』

以前ご紹介した、『横浜市中央卸売市場』の一般開放。普段は業者の方のみ入ることができる水産棟に月に2回(第1・3土曜日)だけ一般の方も入ることができ、新鮮な魚介等を購入できる特別な日でしたね!
一般開放日には様々なイベントも行われていますが、第3土曜日には-40度の冷凍庫を体験できる『市場探検隊』というツアーがあるとお話を伺い、参加してみることに。今回は、その『市場探検隊』の様子をお伝えします!

“探検隊募集”ののぼりを発見!

市場の水産棟内にある、横浜魚市場卸協同組合が運営する『魚河岸処(うおがしどころ)』。それぞれのお店の“本日のおすすめ”が壁面に書かれていたり、保冷用の氷を配布していたり、頼りになる場所でしたね。入場開始の8:00になると、『魚河岸処』に“探検隊募集”ののぼりが立ちました!こののぼりめがけてたくさんのお客様がいらっしゃいます…!探検隊の定員は20名。この日は、瞬く間に定員になってしまいました!!(8:00前は、フォークリフトやターレットトラックが行き来しているので大変危険です。時間を守って入場しましょう)

『市場探検隊』スタート!

受付をして探検隊のカードを受け取ったら、探検隊開始は8:30。この日は横浜丸魚の杉浦さんが案内してしてくださいます。軽く説明を受け、いざ出発です。

まず向かったのは、普段は扉が閉まっているという倉庫。この日は扉が開いていて、中には立派な御神輿がありました。

【この御神輿は、昭和二十六年横浜市中央卸売市場開設二十周年と戦後の営業再開を記念して当時の横浜魚市場仲買組合が中心となり制作されたものであります。
魚がしにちなんで、巴と魚がし、丸をあしらった龍、屋根の尾曲には鯉の滝登り、四面の梁には十二支、内側には蛸や鮑などさまざまの魚の透かし彫りそして台座の四隅には伊勢海老の線彫りといった具合の精緻を込めた彫り物が随所に施されております。現在ではこのような見事な彫り物のできる職人をさがすのはむづかしいと言われています。】

と、看板に書かれています。以前は伊勢崎モールで担いだこともあったそうですが、今ではここでしか見られません。しかも、見られるのは市場の一般開放日だけ。当時の市場の方の心意気や職人さんの技術が詰まった御神輿、貴重なものが見られました!
続いて、探検隊のメインイベントへと向かいます。

いよいよ、-40度の世界へ

冷凍庫は2階以上に入口があるので、まずは1階から大きなリフトに乗って移動をします。ターレットトラック等にマグロなどの大きな魚を乗せたまま運ぶため、このように大きなサイズになっているそうです。

-40度…全然想像もつかない温度ですが、世界で一番寒いと言われているシベリア東部 ヤクーツクの1・2月の気温だそう。寒すぎて、鳥が凍って落ちてくると言われています…!
冷凍庫に入る前に、注意点の説明がありました。

①滑りやすいので足元に気を付けること
②写真撮影は禁止(カメラが壊れるので)
③周りの物はさわらない(触った物から指が離れなくなります)
④出るときにメガネが曇りますので気を付けること

この日の外気温は30度。冷凍庫の温度との差は、実に70度…心して行ってきます…!

冷凍庫の中の撮影はできませんでしたが、一言で言えば“自分の弱さを痛感し、命の危険を感じる”ほどの寒さでした…。これは実際に体験されることをおすすめします!一緒に冷凍庫に入った男の子に、持って行った手ぬぐいを見せてもらいましたが、

カッチコチに凍っていました!!恐るべし、-40度の世界…

知らなかった、市場の秘密

凍った体を外気温に溶かされながら向かったのは、発砲スチロールの処理場。市場では、魚の運搬などで大量に発砲スチロールを消費します。こちらの処理場では、発砲スチロールを粉砕し、圧力をかけて板状にします。板状にしたものは1枚約8㎏、プラスチックの原料として再利用されるそうです。市場内にこういった施設があることですぐに処理をすることができ、板状に形を変えるので格段に運搬しやすくなります。

発砲スチロールの処理場を出ると、先の切れた道路がありました。以前は「市場大橋」という、市場の関係者が青木橋の渋滞を避けられるように作られた橋があったそうです。

しかし、東日本大震災時に損傷し通行止めに。2017年に撤去されました。『市場探検隊』に参加しなければ知らなかったこと、たくさんありますね。
最後は水産棟に戻ってセリ場と活魚の水槽の説明をしていただきました。水槽の中には鯛がたくさん!

他のお魚を傷つけないように、各々小さなお部屋に入っていました。セリで使う指の動き(手やり)も教えてもらったので、セリを見る機会があったら指の動きに注目してみたいと思います!

内容盛りだくさんの『市場探検隊』も、あっという間に終了です。(一般開放は10:00までです)
-40度を体感できたり、市場の裏側を知ることができたり、『市場探検隊』を通して貴重な体験ができました。限定20名ですが、年齢・性別問わず楽しめることでしょう!ご興味のある方は、一般開放日の第3土曜日8:00に市場を訪れてみてくださいね♪

〒221-0054
神奈川県横浜市神奈川区山内町1番地
JR「横浜駅」より徒歩約20分
045-459-3400
市場一般開放
第1・第3土曜日 8:00~10:00
あり(駐車スペースには限りがあるため、できる限り公共交通機関をご利用ください)
https://www.city.yokohama.lg.jp/business/kigyoshien/chuoshijo/gyoshokufukyu.html
https://www.hamaoroshi.or.jp/

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