• KanagawaSPOT
  • 食べてみる
  • 行ってみる

グルメ

食べてみる

〈 相模原 〉

藤野の自然に中で醸す無ろ過・無清澄のクラフトビール『Jazz Brewing Fujino(ジャズブルーイングフジノ)』

Jazz Brewing Fujino(ジャズブルーイングフジノ)は、佐野川が道を挟んで流れている静かな山あいにあるマイクロブルワリー。陣馬山への登山口の一つ「和田」のバス停の隣にある「ゆずの里ふじの(旧・県立陣馬自然公園センター)」内にあります。

”マイクロブルワリー”とは小規模でビールを醸造する醸造所のことで、日本では1994年の酒税法改正に伴って年間60キロリットル以上であれば製造できることになりました。Jazz Brewing Fujinoもそんなクラフトビールの醸造所の一つ。地域の協力によって、2018年5月からこの地でビールを醸しています。

オーナーは、元々音響関係の仕事をしていたこともあり、自由に音楽を奏でるジャズのセッションのような調和を楽しんでほしいとブランド名に「Jazz」を入れたそうです。6枚の花弁が重なるような美しいロゴマークは、「調和」をコンセプトに近所のグラフィックデザイナーの方がデザインしてくれたそう。ラベルも音楽と小鳥のさえずりが聞こえてきそうなおしゃれなデザインです。

週1回程度仕込むビールは100Lおよそ300本ほど、オーナーが1人で作っています。ビールの製造に欠かせないホップは、一部は地元藤野産を使用。藤野のホップは味に柔らかさが出るそうです。また、仕込みに使う水も佐野川に流れ込む清廉な水を使っています。

作っているビールは主に2種類。
AMP UP IPA(アンプアップアイピーエー)は、舌全体で感じる麦芽の風味とホップの苦み、少ない時間煮だしたホップの香りのバランスが醍醐味のスタイルのビール。藤野産の茶葉を香りづけに使い、キリっとした苦みが特徴。
VOX POP(ヴォックスポップ)は、アメリカンホップと藤野名産のゆずで香り付けをしたハイブリッドなホワイトエール。軽やかな飲み口の中にほのかにゆずのさわやかな香りを感じます。
また、月に一度、梅やカカオなどを使った季節限定ビールも作るそうです。さらに希少なビール。飲んでみたい!

Jazz Brewing Fujinoで作っているクラフトビールは、無ろ過・無清澄。無清澄(むせいちょう)とは、清澄作業(ビールの濁りを除去する作業)において清澄剤を用いずに自然沈降によって固形物の除去を行うことを指します。自然派ワインの造り手にこの手法を用いる方が多く、無清澄に加えて、無ろ過も取り入れます。

無ろ過で酵母が生きているJazz Brewing Fujinoのビールは、コクがあるのにクセは感じず、とてもおいしかったです!食事にも合いそう!「通好みに偏ることなく、普通の方が日常で飲んで美味しいもの。皆に愛されるものを目指したい」と、オーナーさん。現在よりも醸造量を増やしたり、料理と合わせるペアリングやマリアージュも将来的には提案していきたい、とオーナーさんの夢は膨らむばかりです!

今回は、藤野駅前の観光協会「ふじのね」で購入しましたが、藤野の店舗を中心に相模原の酒販などで取り扱っています。(ブルワリーでは購入できませんのでご注意ください)詳しくはHPをご覧ください。
藤野の豊かな自然と恵みで作られたとっても希少なビールを味わってみませんか?

〒252-0181
相模原市緑区佐野川659−3
JR「藤野駅」よりバス「和田」下車、徒歩すぐ
090-2491-7762
https://www.jazzbrewing.fun/
https://www.facebook.com/Jazz-brewing-fujino-1095294153946119/
ブルワリーでは購入できませんのでご注意ください。購入可能な店舗、ビールを味わえるレストランなど、詳しくはHPをご覧ください。

Google マップの「拡大地図を表示」をクリックでルート検索ができます。