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〈 相模原 〉

迫力満点の相模の大凧を間近でご覧あれ!『相模の大凧センター』

広い館内の天井を覆い尽くすほどの大きな凧。
この立派な凧を見ることができるのが、ここ『相模の大凧センター』です。相模原市立の複合施設「れんげの里あらいそ」内の施設の一つで、2003年4月20日に開館しました。

「相模の大凧揚げ」は、1830年の天保年間から行われてきたと伝えられている伝統ある行事で、新磯の新戸・上磯部・下磯部・勝坂の4地区で毎年5月4日・5日に「相模の大凧まつり」として開催されています。

その中でも、天井に広がる、”7間凧(ななけんだこ)”と呼ばれる大凧の大きさは、なんと12.6m四方!

大きく描かれた”相模”の文字は迫力満点!
凧には2文字の漢字を赤と緑で書き表すのが伝統だそうで、毎年文字(題字)は代わり、その年の出来事や人々の想い・願いなどが題字として選ばれます。

この大きな大凧を揚げるには、風速10~15メートルの風と、総勢100人の人間が必要なんだとか。そして、ただ100人で引っ張るだけでは凧は上がりません。

例えば、10名前後の”凧の引っ立て”と呼ばれる役割の人々は、風を受けるように大凧を立てる係り。凧の頭から尻の方向へ凧を押し上げながら、まっすぐ前に向かって入り込んで行くのですが、風が弱い場合には、凧が立ち上がらず、途中で凧の下敷きになったり糸目に絡まったりと危険が伴う係です。

80名で行われる、”引き手”は、凧の引き綱を引く係り。風が強い時には比較的楽なのですが、風が弱いときには、引き綱を引くことで凧を揚げることになるので、大変な力が必要になります。

まだまだ、凧を上げるためには、様々な役割と手順がたくさん。『相模の大凧センター』では、凧がどのように大空へ舞うのか、豊富な資料はもちろん、実物や大凧制作風景のミニチュアなど楽しみながら学ぶことができますよ!

凧の材料は、竹と和紙。和紙は国の重要無形文化財に指定されている細川紙(埼玉県東秩父村)が使用されています。手すき和紙製法で一枚一枚、手作りされている和紙は、大凧への風の抵抗を少なくするため、紙の裏表、和紙の重ね合わせなど風の流れに沿うように工夫して紙貼りされています。

今回、ご好意で和紙を拝見させていただくことができました。触ってみるとしっかりとした厚みがあり、和紙とは思えないくら丈夫!

2Fに上がると、世界各国の凧も見ることができます。日本の凧も風格がありカッコ良いですが、海外の凧もカラフルで素敵!

また、7間凧の裏面を間近でじっくりと眺めることができます。

歴史ある凧文化を、保存・継承し続けていくために。多くの方へ凧づくりの技術や歴史を伝えるための大切な場である『相模の大凧センター』。全て無料で観覧できますよ! ぜひ、日本の文化を学ぶとともに、「相模の大凧揚げ」にも足を運んでみてくださいね。

〒252-0326
相模原市南区新戸2268-1
JR相模線「相武台下駅」から徒歩10分
046-255-1311(れんげの里あらいそ)
9:00〜17:00(2021年1月以降、延長の可能性あり)
休館日
年末(12月29日〜31日)
年始(1月1日〜3日)
3月中に施設点検等により1日休みあり
あり(53台:障がい者用3台あり)
無料
https://www.facebook.com/sagamino.oodako.center/

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