大空を舞う大きな凧 体験レポート

2023.2.5

工程③ | 竹の移動

大凧の骨組みとなる竹の大移動!

会場整備(野焼き)作業から一週間後、今回の作業は竹の移動!竹伐りをして水抜きをしていた「真竹」を横に倒して来週以降作業がしやすいよう並べ直し、昨年購入して保管してあった「篠竹」を保管場所から広場まで移動します。

竹が虫に食われないよう倉庫に保管!

篠竹は、上磯部地域にある『磯部八幡宮』の屋外倉庫に保管されていました。一時的に竹の保管に使用させていただいているようです。ありがたいですね。竹に合わせて、倉庫も長〜い造り。

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地面よりも高い位置(人の腰あたりの高さ)に保管し、竹が虫に食われないようにひと工夫されていました。地面に接していると、そこから虫が入り食われてしまうことも多いのだとか。大切な竹を長く保管するための知恵ですね。

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倉庫に保管されていた竹の束が、皆さんの連携プレーでどんどん倉庫から出てきます。トラックに積み込み、広場へ移動。
作業を行う広場でも地面より高い棚に保管し、竹割き作業の時にお目見えしますよ。

そうそう、篠竹を取りに行く道中でこんなお話も聞けました!
現在の相模線はその昔、相模川の砂利を横浜に運ぶために使用されており、当時は“上磯部駅”という駅が篠竹を保管していた『磯部八幡宮』の近くにあったそう。車で移動してきた道も海老名まで続くトロッコ(砂利運搬用)が走っていたとか。地元の方だからこそ知る歴史を皆さんとの交流を通して知ることができ、なんだか嬉しい気持ちになりました♪

迫力がすごい!!真竹の移動

続いて、水抜きをしていた真竹も移動します。
この作業はとっても重労働…何が大変かというと、竹が大きくて重たい!3~4mほどの長さの真竹は、束にすると男性一人で運ぶのにも一苦労な重たさに。周りに気を配りながらの移動です。

立てかけてある真竹を地面に降ろすときの音は大迫力!“バーン!”と大きな音が広場に響きわたります。
周辺に誰もいないかを確認しながら竹を降ろす作業は慎重に。その際に竹が割れてしまってはいけないので、さらに慎重に…。

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こちらも5束ほどを順序良く、安全に作業を進めます。篠竹と同様に、虫に食われないよう地面から少し上げた状態で保管をしていきます。あっという間に移動完了です!

次回は場所を変えて、初めて体験する作業に参加してきます。どんな作業なのかお楽しみに♪