大空を舞う大きな凧 体験レポート

2022.11.20

工程① | 真竹伐り

令和5年度 相模の大凧まつり 凧づくりがスタート!!

相模の伝統的なお祭り『相模の大凧まつり』。相模の大凧文化保存会ご協力のもと、昨年の上磯部地区の大凧づくりに参加させていただき、お祭りで揚げる大凧づくりの様子を密着取材させていただきました。昨年は残念ながらお祭りが中止となったため、大凧を揚げることは叶いませんでしたが、有志の皆さんで凧揚げを開催。迫力がありましたね。
令和5年5月に開催予定の『相模の大凧まつり』に向けて、ついに大凧作りが始まりました!今年は昨年のリベンジという思いも込め、また上磯部地区の大凧づくりに参加させていただきます。昨年揚げられなかった悔しさをバネに、今年も張り切って大凧づくりをリポートしていきたいと思います♪

真竹伐り

まだ暖かい日が続いている11月下旬、今期の大凧づくりがスタート!上磯部会員の皆さんにお会いするのは…昨年の作業を中断した2月ぶりです。久しぶりに皆さんのお顔を拝見できて「凧作りがスタートするんだなぁ」と、実感がわいてきました。
この日は9時から大凧の大きな骨組みになる“真竹”を伐りに行きます。今年は2か所で竹を伐るので、2グループに分かれ早速作業開始です!

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皆さんマイノコギリで印の付いている竹をどんどん伐り、広場まで運んでいきます。(事前に今年使うのにぴったりな竹を探し、印をつけています)私は伐った竹を引きずりながら運びましたが、長さも太さもあるので今年も1本運ぶのに一苦労。そうこうしているうちに、2か所で伐った竹が広場へ集まりました。

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昨年伐った竹の整理をしていた方から、「昨年の竹が虫に食われていたり、使用できない状態だから、追加で竹を伐って持ってきて」とお声がかかりました。昨年の竹も使用する予定でいたので、まさかの事態!大凧に使用できないまま捨てることになってしまい、とても残念です。追加で伐り出す竹は印が付いていないため、ちょうどよさそうな竹を伐っていきます。迷いもなく素早い判断での伐り出し、熟練の勘が冴え渡ります…!

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枝落とし

次の作業は“枝落とし”です。皆さん感覚の戻りが早く、どんどん切り落としていきます。

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私は切り落とした枝を1か所にまとめていきます。昨年もこのお手伝いをさせていただいたので、やってきたことを思い出し、皆さんの作業に加わることができました。

竹の水抜き

昨年立てかけた竹は、完全に水が抜けて茶色に。さらにツルが巻き付いていました。

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こちらは使用できないため、今度行う野焼きの際に燃やしてしまうそうです。今回伐った竹を太さや長さで分けて束ね、立てかけていきます。今回は本数が多いので、立てかけるのにも少し時間がかかりました。

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今回の作業はここまで。次回は1月です。上磯部以外の3地区も作業が始まり、大凧まつりに向けた準備が着々と進んでいきます。今年こそは開催してほしい!そんな思いも込めながらお祭りまで密着レポート継続いたします♪

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