東邦プラテック

tohoplatec

有限会社 東邦プラテック 三枝 宏徳

お客様の「好み」や「スタイル(性格)」までも
理解して作り込む

プラスチック射出成形加工を主に、お客様から満足いただけることをモットーとして“五感”に合わせるようなものづくりをしている東邦プラテック。部品の見た目の色合いや手触りなどの質感、他部品との融合具合など、図面では反映できない部分を安定させることを大切にしているそう。タカツクラフトメンバーの中でもまとめ役をされている、代表取締役の三枝さんにお話を伺いました。

ものづくりとの出会い

最初というと…たぶん小学生くらいの時ですね。父親が町工場で働いていて、たまに土曜日に仕事がある時に一緒に行くことがありました。何をやっているのかは全然分からないけど、シンナーみたいな臭いがくさいなぁと思いながら、父が一人で作業しているのを見ていましたね。近くの駄菓子屋さんでお菓子を買ってもらえるのが嬉しくて、それがあるから行くみたいな(笑)。でもなぜか中学の時には、工業高校への進学や将来はものづくり系の道に進むっていうことが自分の中でなんとなく決まっていましたね。

この会社は、大学3年生の時に父親が脱サラをして立ち上げました。父が勤めていた工場のメインのお客様が内製化をやめるためその機械を勤め先の工場で引き取りましたが、いい時期は続かず会社を畳むってことになってしまって…、当時工場長だった父親が会社を引き継いで急に社長になっちゃったんですよ。当時はちょうど自分も就職活動中でしたが、継ぐという選択肢はなかったので工業機器を作っている小さなメーカーに就職しました。それが30年くらい前で、後から父に聞いたら当時は大変で「ウチの会社に来い」と言える状態ではなかったみたいです。

見えないところの大事な部品を制作

小さいものだったらマイクとかヘッドホンの中身…音が出るところを作っています。カラオケシステムの部品って言ったら分かりやすいかもしれません。無線のマイクは電波を使って音を飛ばし、スピーカー側では受光器によって電波を受け音を出します。いろんなものの組み合わせでカラオケのシステムは出来上がっていて、受光器の部品など最終的には消費者の方が手にするような、そんな製品の部品を作っています。

Backbone

お客様のご要望には全力で

図面上で進めていくよりも、提案をしたりご要望を伺ったりお客様とコミュニケーションを取りながら作っていきます。デザイナーと設計者が一体となって見栄えも良く、いかに良いものに仕上げていくかを追求し、金型への流し込み方など細かいところまで調整しつつ、固い樹脂や透明品といった素材にもご要望に応じて対応していきます。原理原則でできないものは無理ですが、ほぼ応えられると思いますね。今までにないものでもご要望に応えることで次の仕事に繋がることもありますし、お客様のこだわりを実現できるように努めています。
結構繊細なものを扱っているため、使用状況によって今までの素材が使えなくなることがあります。例えば、イヤホンは耳の中に入れるので汗や整髪剤などで割れやすくなってしまうことがありますが、整髪剤の種類が世の中に増えるとそれに対応できるように品質レベルも変化し試験が厳しくなります。条件に合った製品を作るために研究したり、難しい材料を使ったり試行錯誤しましたね。そこでトライタンという樹脂に辿り着きました。少し扱いにくいためあまり使われていない樹脂です。今では自社HPに載せている製品の7~8割はトライタンを使用しています。実績があるからと依頼されることもありますし、それがきっかけで今は全く別の業種の案件を進めています。お客様が寛大で、培った技術はどんどんPRしていった方がいいと、広がっていくのはありがたいですね。

Innovation

大人になってはまった野球

自分は水泳をやっていて野球には全然興味がなかったですが、息子が「野球チームに入りたい」って言ったのがきっかけですね。たまに行って外野でボール拾いをするスタンスでいいんでしょ?くらいの感覚でしたが、行ったら子どもよりはまっちゃったんですよ。今まで団体競技の経験がなかったので、喜びを分かち合ったり、小学生がこんなに喜怒哀楽を見せながらプレーをしたり、すごいなぁ…っていうところからですね(笑)。気づいたら毎週行くようになり、お父さん同士のコミュニティにも参加するようになると自分と違う考えの話を聞くこともあって、“人”とのコミュニケーションにもはまりました(笑)。チームの暗黙のルールに“監督は野球経験者じゃない人”というのがあるので監督をやることになり、そこから野球の勉強をして、結局5年間監督を務めました。

監督業からたくさんの学び

子どもたちが2~30人いるので、4~50人くらいの親の目があるんです。会社の社員よりももっと多い人をまとめなければいけないことは勉強になり、会社の運営にも活かしました。会社では明確な立場があるから話がまとまりやすいけど、少年野球って愛でしか語れない部分がほぼ全て。子どものため、チームのため、親の想い…愛じゃないと解決しない話がいっぱいあるので、逆に自分の会社に落とし込んだ時にめちゃくちゃ勉強になりましたね。全然野球とは関係ないけど、マネジメントという部分でおもしろさを感じていました。たぶん人が好きなんです。人とコミュニケーションを取りながら物事を進めていくっていうのが好きですね。なのでタカツクラフトでも調整役です(笑)。

movie:有限会社 東邦プラテック ( 3分41秒 )

人が好きという三枝社長。コミュニケーションをとりながらチームワークを持って働ける人や、前後の状況を目配せしながら動ける人とものづくりをしていきたいですね、とお話いただきました。パートさんが多くて、子育てママさんも働きやすい環境だと思います。お子さんが学校に行っている間のシフトなど生活スタイルに合わせた勤務ができるように対応してくれています。東邦プラテックは、お客様にも従業員にも愛情たっぷりの町工場です。

Information

有限会社 東邦プラテック
住所:〒216-0003 川崎市宮前区潮見台7-3
TEL: 044-977-0264
営業日:土・日・祝
営業時間:9:00~17:30
https://www.tohoplatec.com/

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