株式会社 ヒラミヤ

Hiramiya

株式会社 ヒラミヤ 平宮 健美

ワンストップオペレーションで
幅広い製品をお届け

創業より培った板金・金属加工の技術を用いて、製品の設計・図面作成から加工、現場での設置施工まで、責任を持って高いクオリティの製品をお届けしているヒラミヤ。工業製品から建築空間まで、新しい金属加工のかたちや空間づくりを提案しています。オープンファクトリーなどでは分かりやすいように“金属の平たい板をおもしろい形に変える会社”とお伝えしているそうです。代表取締役の平宮健美さんにお話をお伺いしました。

同級生の影響で建築空間づくりへ

電装系から自衛隊の戦車のような特殊車両の部品まで、様々な工業製品づくりを主に行っています。元々、父親と2人でこの地に来て、何かしらお手伝いができればと御用聞き的に金物の製作物を対応していた結果、依頼が増えて今に繋がっています。商業施設のような建築空間づくりをするようになったのは、建築関係のデザインの仕事に携わっていた同級生の影響がありました。その同級生が、「デザイナーがデザインしたものを制作に頼むと、どうしても思うようにでき上がってこない」という悩みを抱えていて「じゃあちょっと一緒にやってみよう」となったのが始まりですね。

ある時、靴屋さんの店舗の内装をつくる仕事をその同級生が持ってきて、洞窟がコンセプトだったのでモジュールを使って空間をつくりました。そこからいろんな仕事をいただけるようになりました。ここ10年くらいですね。実は大阪万博の海外パビリオンもお手伝いさせていただきました。あまり公にはできないものもありますが、現地の完成品の前でスタッフみんなで写真を撮って、みんなの笑顔はとても嬉しくて励みになりますね。

ものづくりとの出会い

子どもの頃に父親と一緒にプラモデルを作ったり、河原にある竹を切って骨組みにして凧を作ったり、少しずつものを作る面白さを感じていましたね。その頃は人と一緒に何かをするのが得意ではなくて、ひとりで作業してひとつのものができ上がるのが楽しいという感覚がありました。意外と飽きやすくて途中まで作ってやめちゃうものもありましたけどね(笑)。父親が始めた会社なので私は2代目になりますが、必然的に継ぐ気があったわけではないんです。アルバイトで手伝いをしていたのでどんなことをやっているかは分かっていましたが、人数も少なく、父親も言うことを聞いてくれる人間がいたらいいなと思っていたんでしょう。

ある時「継ぐ気はあるのか?」と問われ「気持ちはあるけど今すぐはしないよ」って言っていたのですが、結局、高専を出てすぐ会社に入りました。周りは他の会社を知ってからっていうのが多いですけど、私は他のところの飯を食っていないんです。

Origin

技術の習得

いつまでに何をとか、急に技術が必要になったとかそういう感じはなく、緩い感じでやっていましたね。でもその中でも責任は持たされて仕事をしていました。けれど失敗もしてしまうこともあって、無駄にしてしまっているな…という罪悪感を感じながら、少しずつでも良くしていかなきゃという気持ちで続けていけましたね。父親も教えるのは下手で、昔ながらの職人気質の人でしたけど、その失敗も次のステップと思って寛大に見てくれていたと思います。今は、新しい人にはちゃんと教えてしつこいくらいに口を出して一緒に考えながらやっています。ベトナム出身のスタッフも多く、未経験でゼロからだと一人前になるのは早くても1年くらいかかりますね。

Step

得意とする技術

コンピューターを使って行う先進のデジタル技術ですが、手加工とデジタルを組み合わせてものづくりをするのを得意としています。『三次元のCAD(キャド)』というものを活用しているのですが、設計物の形状を直感的に“見たまま”で理解することが可能で、特に複雑な設計物を表現するための作業を大幅に効率化でき、平面で描かれる設計図を見慣れていない人にも形状を理解してもらいやすくなります。さらにそこにお客様のご要望をいかに最適な形に落とし込めるかということを大切にしています。

デザイン的な仕様がなかなか決まらずに製作時間が短くなってしまうという影響があっても、納期に間に合わせるチカラもあります。スタッフ全員がいろんなものに挑戦しようという気持ちを持っていて、他では無理だというものでも比較的できるものもあるので、まずはご相談いただければ、どのように取り組んだらいいかをご提案できます。小さい会社だからこそ融通が利くし、要望に寄り添ってできることがあります。

自社製品が海外へ

川崎市に「NANOBIC(ナノビック)」という研究開発拠点のインキュベーション施設があるのですが、そこに国内に2台だけあるIBMのコンピューターのうちの1台があります。そのコンピューターの中身がどうなっているかをいろんな方に見ていただきたいということで、ヒラミヤだったらできるかな…と、川崎市から依頼されつくらせていただきました。それを見たアメリカのIBMの開発リーダーの方々がきれいにできているからもう少しつくってほしいとなって、アメリカ、インド、ドイツにも送っています。自分たちが設計から作ったものが海外でも活躍して世界で見ていただけている、そしてIBMにもそれはヒラミヤでつくったものだと言っていただいているのは、とても嬉しいことです。

人との繋がりを大切に

元々、出不精で人と会うのが苦手ではあるのですが、一番楽しいのは人と出会うこと。様々な人とお話をして、その中での自分の立ち位置や役割はあると思いますが、人から認めてもらえる存在になれたらいいと思います。困っている方々のチカラになれたらいいですね。会社のロゴマークは、最初の“i”はアイデアの“i”、次の“i”は逆さまでビックリマーク、このふたつを輪で繋げる役割でありたいという思いから作ったロゴです。人と人との繋がり…“輪”を大切にしていきたい。お客様やスタッフ、そして地元との関わりも大切に、小さい町工場ですが続けていけるように、地域の方々と一緒にものをつくっていくっていうことを考えていかなきゃいけないと思っています。

movie:株式会社 ヒラミヤ ( 3分27秒 )

社長のカラーで会社は決まると思うので、「あの社長とやってみたいな」って思ってくれたり、おもしろそうだな、やってみたいなっていう気持ちがあれば楽しく一緒に出来ると思います。何をするにも話をしないと変化は起きないと思いますし、ものづくりに限らずいろいろなところに仲間はいるのでお繋ぎすることもできます。タカツクラフトメンバーを含めて何かしらご相談いただければきっとその先に繋がると思います。小さな町工場ではありますが、大きなことに挑戦しながら様々な経験ができてやりがいを感じられる会社ですよ。と、ご縁や繋がりを大切にされている平宮社長。この先もどんな建築空間や製品が誕生するかワクワクする町工場です。

Information

株式会社 ヒラミヤ
住所:〒213-0032 川崎市高津区久地3-4-1
TEL: 044-811-5760
https://www.hiramiya.co.jp/

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